【2023.12.31】
1908年開業。
アラビアのロレンスでロレンスさんが破壊したやつらしいですね。
なお、ヨルダン国内では現在もバラバラだけど運行されています。
なので、アルウラからマディナまでは探すと点々と駅の遺構が残されています。マディナにも資料館兼大きな駅がありますが、今回は橋の遺構を見に行こうと決めてました。
この遺構はグーグルマップを穴が空くほど見て見つけたポイントです。
グーグルマップで確認すると、道は目標物までつながっていません。
航空写真で見ると舗装路がつながっているし、道から外れるのも200メートルくらいで済みそうなので寄り道してみることにしました。
大きな通りから曲がると、舗装はありながらも全く様相が変わりました。
人工物は一切ありません。岩と砂しか無い景色。すごいです。絶対宇宙のシーンのロケに使いそう。
ここの景色だけでも来てよかったと思います。
また、このルートに入ってから気づくとスマホの電波がありません。
いや、時々無いんだけどね。あったり無かったりするからなんとかなってたんだけど道から外れた場所を探すのに電波がないとビミョーに困る。
まあ目視とグーグルマップの方角でなんとなく把握しつつ目的地へ。
そして目標の橋を発見！
砂利道が続いてたので端の近くまで車を入れてみました。
先客がおり入れ違いに帰るとこでした。四駆に乗った欧米人カップルで女性が運転してました。こちらも私が運転。こんなとこで人に会うとはー！同志！！と思わず手を振りました（向こうも多分同じで手を振ってきました）
この人たちが去ると人なんてだーれもいません。耳が痛いくらいの静寂です。
すごく立派な石造りの橋が丸ごと残っていました！
すごい！
めちゃめちゃ立派な橋です。
すごい。
100年前のものなのに、しっかり作られているとこんなにきれいに残るもんなんだね。オスマン帝国すごい。
橋は涸れ川のワディにかかっていました。
ですがこのワディ、涸れてない！
橋の下は小さな池になっていて魚が沢山いました。近くには鷺っぽい鳥も。見回すとヤシの木があったり、この近くは少しだけ緑があります。地中にも水分が多いんだろうな。
続いて少し離れたエリアへ。
こちらはなんと、ヒジャーズ鉄道の車両が横転したまま残っています。
機関車はしっかり形を残しているし、客車か貨車らしきものは横転したフレームだけ残っています。上部分は木造だったから朽ち果ててしまったんでしょうね。
ここも倒れた列車や駅の遺構がかなり広範囲フェンスで囲まれていて近くから見ることはできません。
橋などは唯一、当時のままで直に触れることができる遺構ではないでしょうか？
ここは来てよかった。
かなりよかった。
