【2022.4.29】
さて、ゴールデンウイーク初日の宿は。
出羽三山神社の斎館です。
出羽三山神社のまわりには、宿坊がたくさんあり精進料理をいただくことができるそう。でも、そんな宿坊は全て山の麓にあります。
山頂にある宿坊はこちらだけ。神社直営。本殿から歩いてすぐ!なんなら渡り廊下でつながっています。
建物はなんと江戸期のもの!元はお寺だった建物で立派です。
この日の宿泊客は我々だけ。
一番端にある茶室に宿泊となりました。2室ありこじんまりですが良い部屋です。パンフにも載ってます。
トイレは館の反対側‥遠い(汗)軋む老化を歩いていくのはおそろしい…しかもこの日は風もあり雨も降ってるし。廊下沿いはほぼ部屋で障子の向こうは伺いしれない。こわい。夜はトイレ行かずにやり過ごしました。
お風呂ももちろん共用。
男女別です。意外と広い(女子のが広かった)のですが…なんとまず湯船に先客のカマドウマ(T_T)これはすくって捨てました。そして端には大きなムカデ!!でかい!長い!!
そして奴らは確か泳ぐ!
やつから目をそらさないようにして体を洗ったり湯船に浸かったりと落ち着きませんでした…山の中だから仕方ないけどね。
神社へ車で来る道は夕方には閉まってしまい夜は登ってくることができません。また神社以外は無いので皆さん山を降ります。徒歩で登ってくることはできますが灯りもない石段を夜行き来する人は少ないでしょう。なので夜はこの山は神職と我々だけになります。
そんな静かなお山で夕食。斎館以外は食べるところが無いので泊まれば必然的に食事付きになります。
ここらの宿坊の売りは精進料理。
もちろんここでも精進料理がいただけます。
精進料理だけいただきたかったらランチに来れば食べれます。
恐らく山で採取されたりした山菜を処理してるようなので地物ですね。
それらを使った精進料理はめちゃくちゃ豪華
名物のごま豆腐プラス7品。他には果物と鮭。ごはんと味噌汁。
鮭はパンピーに気を使って入れてくれてるんですよね?多分
地酒飲みながらゆっくりいただきました。いやどれも手がかかっててうまし。
朝御飯も同じく山菜メイン。朝は卵がついてました。一般人にry(笑)
6品におつけものに卵とご飯に味噌汁。十分な量ですね。
これは今の時期だからのメニューだと思うので秋ならきのこが増えたりするのかな?
箸袋に本居宣長の歌が書かれていました。たなつもの〜っていうあれです。神社実習のときに食前食後に唱えるやつですね。見たらまだ覚えてました(笑)
あとここの売り?は朝拝を見学できることですかね。
知らなかったので案内があってびびりました。強制ではないので行かなくてもOK。
本殿までは渡り廊下でつながってるので靴下でいけます。
早朝からなので時期によっては厚着して行ったほうがいいかも。この時期も深夜の気温は一桁台前半でした
本殿に着いたらお日供祭を見学。修祓はこちらにも来ていただけます。なのでその時と大祓ソウジョウの時は頭を下げるくらいかな。
終わるとなんと神職の方の講話もありました。お祓いを申し込んだ方々と同じ扱いなんですね。これが宿泊したらついてくるのはお得でした。
他のお客さんがいたらまた雰囲気が違うのかもしれませんが、ここは良かったなあ。
また違う季節に泊まりたい。
★出羽三山神社斎館★