🥕ゴールデンカムイ 198話🥕

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【2019.5.9】

ゴールデンカムイ198話。

旅行行く前の197話もアレでしたが今回も‥

鶴見中尉は、寂しい鯉登が欲しい言葉を知っている。かなり事前に下調べしてきたと思っていいだろう。

我慢している鯉登に

父上のためにいなくなった兄上の穴を埋める必要はない

という鶴見中尉。

それはほんとに鯉登の心中を察した言葉だったろう。

あにさぁのお墓の前で鶴見中尉に過去を話す鯉登。

あにさぁは鯉登が八歳だった時に13歳年上の21歳に、日清戦争で戦死をした。

生きていたら月島軍曹と同い年ではないだろうか。

鯉登平之丞。

お父さんの名前をから一字もらっていて、海軍士官。鯉登パパの期待が伺える。

だが、「松島」大破とともに戦死。

松島は巡洋艦だ。日清日露戦争で活躍した。1894年に黄海海戦で砲弾が命中。57人が戦死した。

これがあにさぁが死んだ時だ。

あにさぁの船が大破するのを、鯉登パパは他の船からじっと見ていたという。

それから、鯉登パパは怒らなくなったし笑わなくなったと。

松島の状態はかなり悲惨だったそうだ。

砲弾で飛び散り、または焼け死ぬ人々。それを鯉登パパは見ていた。息子の姿。

期待と希望とが失われてめちゃめちゃショックだったんだろう。

なのに、後日樺太に鯉登を送り出せる鯉登パパはさすがに強いなあと思う。

鯉登はあにさぁ惨状を知り、船酔いするようになってしまった。

船酔いする海軍士官はいない。立派な海軍将校になれるはずもない。

あにさぁの代わりになりたいのに。父親を慰めたいのに。

もどかしい思いを鯉登がしてるのがわかる。

そして函館へ引っ越しをするという鯉登。父親の仕事の都合だという。

この転勤も見越して、鶴見さんは布石をうちにきたのかな‥

少年の鯉登、海軍有力者の鯉登パパを取り込むために。だとしたら怖い人だ。いや。それ無しにわざわざ鹿児島に来ないか。

取り込むために鹿児島に来たのだな。

鯉登に、函館は桜島に少し似ている。気に入ると思う。

また会えたら天の声に従い友人になろうという鶴見さん。待ち構える気満々だね★

そして三年後。

三輪バギーでぶいぶい言わせて、立派にグレてる鯉登がいた。函館に。

もう周りでも評判のようだ。悪い評判ね。

海軍兵学校も受けるようだが、あのままだと落ちるのではないかとか。

で、そこへあらわれる馬車と誘拐犯。

あっという間に拉致られる鯉登。まだ16歳だしね。

四日後。

鯉登邸にあらわれたのは鶴見さん。鯉登邸立派だわ。さすがの洋館。

てか!!鯉登母初登場!!

なにその眉毛!

鯉登の眉毛は母ちゃん似だったのか(笑)

で、お兄さんは全体的に母ちゃん似だったのだね。

鶴見さんはロシア語が話せるため。また優秀なため陸軍だが呼ばれたらしい。

いきなり名探偵っぽく登場する鶴見さん。

鯉登の三輪バギーはロシア領事館の敷地から発見されたそう。

夏の間はロシア領事館は無人

鯉登は別の場所にいるだろう。

お金持ちだから拐われたのではない。函館にはお金持ちの子供はたくさんいる。

ロシアが誘拐に関与してるなら深刻だと言う鶴見さん。

鯉登はしっかり捕まっていた。

ロシア語で話す誘拐犯たち。顔はわからないようにしている。三人はいるだろうか。

日本語を話せるか?と聞いたがロシア語で返してくる犯人たち。

気にせず話す鯉登。

鯉登パパがもうすぐ大湊にできる基地の建設に関わっているのが誘拐の理由ではないかと。

そうだとしたら、鯉登パパが要求を飲むことは絶対にないと。

鯉登はあにさぁの死に対した父親を見ているから。絶対に助けに来ないとわかってる。きっとあにさぁの代わりになれてもいない自分のために何かされるのも嫌だと鯉登は思ってるだろうね。

鶴見さんが補完する。

ロシアがウラジオストクから太平洋に抜けるときに大湊が邪魔だと。

そこを無効化するのが目的だろうと。

ただ、まだ犯人からのアクションは無い。

ではこちらから、ととりあえずアクションを起こす鶴見さん。

昼間にロシア領事館へ行ってみた。

だがやはり、人の気配はない。

だが、建物の中から電話のベルが鳴る。

しかし鶴見さんは出ない。

鯉登パパは出るように言うが、鶴見さんは 領事館は監視されている。先を読むためにここはあえての無視をすると。

鯉登宅に戻る。

電話加入者を調べてみた。

個人宅などをあたっているが、犯人の手前大げさにはできない。

準備ができたら、領事館に行き犯人からの電話を待つ。鯉登の無事を確認してから交換所に電話番号を確認。で、自宅を特定すると。

その作戦のために、夜の領事館に入り込み明かりをつけて犯人にアピールする鶴見さん。

夜は交換所がお休みなので電話は朝にならないとかかってはこない。

希望を捨てないようにと鯉登パパに言う鶴見さん。

しかし鯉登パパはロシアの要求を飲むと行けませんことは戦争が始まってしまうということ。

鯉登には死んでもらうしかないと。

どこまでも平等な鯉登パパさん。

この頃から網走まで鯉登パパはほんとうに一貫している。

どうして鶴見さんに手を貸すまでになったのか?そこか不思議だったのだがこの続きでわかるのか?

誘拐犯に、食べろ!と言われて差し出されたものを口にする鯉登。

それは二年前にたべた月寒あんぱんの味。

これはどちらなのか?

鶴見さんプロデュースの誘拐劇なのか?

それともほんとうに誘拐はおきていて、鶴見さんの配下が誘拐犯の中に紛れ込んでいるのか?

前者ならあんぱんを食べさせたら鶴見さんを思い出してしまうかもしれない。そんなミスは鶴見さんはしなさそうだしなあ。

後者はそんなことができるのか?ってとこだけど‥

自作自演のが楽だしなあ。

今週は休載。

鯉登が、樺太の尾形の「ぼんぼん」から、尾形や鶴見さんが誘拐の犯人で、ずっと鶴見さんに騙されていたとか知ったらショックだよなあ。そんな月島さんルートは歩まないで欲しい。

月島さんは、あの子で俺を騙して欲しくなかった、と言ってたから鶴見さんが「そういうこと」をするのはわかっていたんだよな。

この事件で鯉登は立ち直り、鶴見さんに惚れるんだろうけど‥

嘘に嘘を固めたやり方だけは、鶴見さんにしないで欲しいなあ。