【2018.7.5】
165話です。
前回の衝撃で夜も眠れず←比喩じゃない(笑)
この一週間カウントダウンのような気持ちで過ごしてきましたが…
リパさんは決意した。
さあ、尾形はどこへ!!
表紙は日露戦争、旅順攻囲戦の勇作さん。
冒頭からの流れで、ああ、勇作さんも戦っていたんだよな。あそこにいたんだよな、と再認識する。
しかも、旗手とかめちゃめちゃ目立つでしょ?それを武器なしで周りを鼓舞する係とか怖すぎる仕事。
周りに、玉井伍長とか二階堂たちがいるのがわかる。
そして、勇作さんが慕われていたのもわかる。
勇作さんが強い人だったのがわかる。
そして、鶴見中尉としては勇作さんを生かして利用する方向(鯉登ルート)にシフトした。尾形も納得したのかフリなのか。
変わって、場面は現在。
まだ熱で寝込んでる尾形の頭には熱を下げるウイルタのハチマキ。そしてアシリパさんの毛皮かな?がかかってる。
先週不穏だった、キロランケと白石とリパさんだったが、表面上は元に戻っている。
リパさんが残るなら、俺も残るに決まってんじゃーん(-∀-`; )みたいなやり取りがあったのかな。
それより白石…
性病??大丈夫?(^^;
しかし、ほんと白石はメンタル強いよな。
かっこいい白石キャンペーンは先週で終了だったけど(笑)
ここのシーンは…いや、ヴァシリとの対決から谷垣狩りと被せてあるのかな?
周りがきゃっきゃうふふしてるのと寝込む谷垣と。あとはマタプシ巻かれてるとこ?
谷垣は救われルートだったが、尾形は…??
また、旅順の夢を見る尾形。
静かな時間、勇作さん誘いだし、ロシア人捕虜を殺せと迫る尾形。
他の旗手は旗も持つが軍刀で戦っている。勇作さんだけはどうして殺さないのか?手を汚さない気か?勇作さんが殺すところが見たいと迫る尾形。
ここの尾形はとても子供っぽい。
小学生男子のようだ。
仕事はきちんとこなし、組織でもそれなりに立ち回ってるのにこういう場面では子供のまま大人になっていないのがわかる。
断る勇作さん。
父親からの言葉だと。
殺さずのまま、偶像になれと。
殺すと誰もが罪悪感を持つ。勇作さんだけは罪悪感のないままの存在になれと。
うーん。
なんてこと言いやがる花沢パッパ。
尾形のこと全否定かよ。
てか、尾形のこと出来損ないって言ってたけど、手をかけてもいないのに出来損ないとか言うなよ。
罪悪感などみんな無い、という尾形。みんな自分と同じだという尾形に
罪悪感がない人などいるわけない、という勇作さん。
尾形にもいつかわかる、と泣いてくれた。
尾形はそうではないと信じているから言ったのだろうけど、そんな人はいないってのはなあ…
ほんとに勇作さんは幸せに幸せに育ったんだろうなあと。
自分の存在自体が、妾腹の尾形から憎まれる可能性があると気づきもしない、能天気さ。
だから、父親からのセリフをダダ漏れにする勇作さん。
こういうやつ、いるよなあ。素直ならなんでと許されるわけではないのよね。
尾形の行動は現状の認識、確認、行動の繰り返しだ。
尾形はここで、勇作さんを殺すことを何故選んだのか…
憎んではいないはず。
試しかな?
本当に罪悪感を感じていなくて(感じていても心に蓋をして気づいてなくて)罪悪感が生まれるかどうかの、試し?
もしくは、諦め?絶望?
全く世界が違うという(尾形が祝福されてると思っている)勇作さんとの隔たり=承認された世界との断絶?
承認された世界からの全否定に、夢に見るほど、傷ついたのか?
尾形は承認されたい思うんだよね。
勇作さんの言葉は、愛にあふれていたけど今の尾形を否定していた。
尾形みたいな冷静な人が、毎回バカみたいな確認方法を取らざるを得ないほど、自分を肯定する理由を切望
してるんじゃないのかな。必死ってこと。
どちらかというと毎回「祝福されてないことを確認してる 」ようになってしまっているもの。
ぼこぼこに殴られても、苦悶の表情を見せない。むしろ笑う。
呪われろと言われて笑う。
「やっぱり思った通りだ。祝福なんてされないんだ」って思ってるみたい。
尾形が失敗したなーと思うのは、今後勇作さんは生きてたらたくさん汚れたと思うの。だけど、高潔のまま殺してしまった。二度と汚れない。
犬童さんみたいに土方が転ぶまで待つことができない。
自分で神にしちゃったんだよねぇ…
あと、花沢パッパはもしかしたら尾形ママが死んだことに罪悪感を覚えていたのかな?
だから、その罪悪感を息子に味わわせたくなかったのかな?
どちらにしても、鯉登パッパに比べたらクソだけどさ。
そして、勇作さんを撃った尾形。
現実ではそのまま倒れたと思うけど、夢の中撃ち抜かれた姿で振り向く勇作さん。
少し驚く尾形。
きっちり目が撃ち抜かれてる。
だから、目があまり描写されなかったのか…
目が覚めると、勇作さんかと思っていたのはリパさんだった。
嫌な引きだなあ…
なんて目でリパさんを見るのよ、尾形…
勇作さんとの関係は、今までの描かれ方だと尾形がすごく受け身な印象だった。
だけどこの2話で尾形がすごくアクションを起こしてたことがわかった。
ここまで勇作さんに固執したのは、鶴見さんのせいもあるのか?
はあ。
今回の掘り返しで尾形は裏主役なのか、それとも最強の敵になるかどちらかのルートだろうなあと思う。
罪悪感を知るためにリパさんを手にかけようとするのか。
リパさんの高潔を汚そうと考え、杉元を殺したと告白して自らを殺すように促すか。
いま勇作さんを見てること自体が罪悪感だと気づく(いつかね)、救われルートがあるのか。
もー、頼みますよー。尾形ー。
いるよなー、こういうさー、仕事できるのにプライベートがたがたのやつ
花沢パッパの呪いはサマが払ってくれたから!
みんな、理由つけて罪悪感持ってなかったから!
谷垣だって戦時中は送る言葉唱えなかったし。杉元とか悪人認定したらスイッチ切り替わるし!月島さんだって殺すべくして殺したものに反省も後悔もしてなかったし!
大丈夫だから!尾形だけじゃないから!勇作さんが夢みたいなこと言ってただけだから!あの環境じゃ勇作さんが特殊性だから!誰だって自分の気持ちガードしてるから!
だから、リパさんになんかしないでくれ~。それすると尾形が死にそうだから
神に祝福されないまま、神が死んだらどうするんだろうか?
やはり、自分で自分を赦すしかないと思うんだよな。がんばれ、尾形。
結局最後は、みんな幸せになーれ!と毎回祈って終わる感想(^^;