【2017.10.11】
早めに温泉を切り上げて。
音速で?(笑)ナゴルノカラバフの首都のステパナケルトへ。
ちなみに、エレバンからステパナケルトはまっすぐ行くと6時間ちょいだとGoogleマップは言ってました。
温泉寄り道したからねー。急がねばなりません。
何故なら。
ナゴルノカラバフはビザが必要なんです。事前にエレバンにある大使館で取るのもいーですが、ナゴルノカラバフ国内の外務省で入国してから取れるのです。そんなビザもあるんだねトラブルになると困るから取るけど、絶対取ってない旅行者いるだろこれ
そもそもアルメニアから出てないことになってるからなあ。記録上は。アルメニアに戻るにもアルメニアのビザいらないし。
山あいの村を通ったり。山越えしたりと繰り返し、雨のナゴルノカラバフに15時頃には到着しました。
町ですな!いきなり車の通りが増えました。メイン通りに路駐して、外務省へ向かいます。
外務省は柵もない塀もない、ふつーの建物。ちょっと立派なくらい。なんのチェックもなく室内に入れます。いいのかこれ。
外務省に入ることなんて一色無いだろうからワクワク。
入るとブルーの迷彩を着た軍人のにーちゃんが座ってスマホでゲームしてます。…受付だよな、この人
夫氏がビザを取りに来たことを伝えると、すぐ奥のスペースで申請書を書くように言われました。
建物はピンクの石造りで立派ですが、中は割りとこじんまり。
申請用紙は、パスポートの内容プラス、ナゴルノカラバフで立ち寄る都市とか、ホテルの名前と住所を書くくらい。
書いてる途中に係員さんが来て、
パスポートを預かって先にビザを作っておくから、申請書を書けたらドアから入ってきてね、と我々のパスポートを持ってってしまいました。
申請書書けてないのにビザ作っちゃうんだ(笑)
なんつーか…郵便局みたいなお手軽さだな(笑)まあ形だけのビザだからなんだろうな。
申請書出しに行くと、行き先を再度確認。我々は首都のステパナケルトとシュシという町を記入しました。アゼルバイジャンとの国境付近だと記載しても承認されないっぽいですが、一応行きたい先は記載した方がよいよう。出先でビザの確認などされるとめんどうだからです。
全部含めて20分くらいかな?ビザが発行されました。手数料は一人600円ほど。
スムーズでした。
もう一枚上を貰えますが、これは帰りに国境で提出して、とのこと。
ビザはパスポートに張り付けてない状態で渡されます。
貼るのも貼らないのも本人の自由。ただ、このビザを貼り付けたパスポートではアゼルバイジャンに入国することはできません。
アゼルバイジャンが自国の領土内に勝手に作った国に、私たちがビザを取って入国するということはその国を国として認めてるってことになるんだろうから。アゼルバイジャンに敵対することになるんだね。
しかし、例えば青森がいきなり他国をバックに独立国家宣言をしてそこに入れなくなる…ってことだよね。地続きの国同士ってのはほんと大変だな。
なお、ここでは中国人旅行者に会いました。宿がまだみつからないらしい。
泊まるとこを聞かれましたが、うちは民泊だから勝手に人数は増やせないし。
宿も少ない土地だし、ネットもつながらないし。
無事に宿を見つけられたかなあ?あの人たち。