【2020.7.22】
昼食が終わってから二軒目の工房へ。
実は今回こちらの工房さんがメインでの平取訪問でした。
こちらの高野さん。トンコリを作ってらっしゃいます。
トンコリとは樺太アイヌの間で使われていた弦楽器で北海道に伝わったものです。
お土産用のトンコリなどはありますが、きちんと作ってらっしゃるのは平取では高野さんだけだそう。
昨年山梨のアイヌフェスにお邪魔したときに高野さんがいらっしゃいまして、体験の木彫りを教えていただきました。その時にトンコリのお値段をお聞きしました。
10万円からとのこと。
うお。
お土産屋さんのなどは3万円くらいからあるそうです。ただそれは簡易的なもので魂が入ってないそう。
どうせなら本物がいいよね。
ということで今回の訪問です。
事前に伺う旨を連絡しておきましたのでお店はあいており迎えていただきました。
とても小さい店内です。
高野さんが作業をされてました。
店内はトンコリやイタなどがいくつか置いてありますが、お土産ものやさんだと思って来るととまどいそうです。多分受注生産が正しいんでしょう。フルオーダーですね。
トンコリを買いたいと告げるとサイズ感と値段を教えてもらいました。
ノーマルサイズは20万!
小さいサイズはそれなりに安くなります。
ただ小さいサイズはやはりそれなりで、きちんと弾くならノーマルサイズが良いそうだ。
10万の飾り物買うくらいなら弾けるほうがいい!に決まってる!
いきなり予算の倍だけど!
20万でトンコリを買うことにしました。
もちろんオーダーで、冬ごろには完成して送ってくださるそう。
店舗では実際にトンコリを触らせてもらえました。
購入時には譜面とチューニングの道具もつけてくださるそうです!
譜面はアイヌのもので独特‥
頑張って勉強せねばな!!
あとおまけ的な話で。
ゴールデンカムイの野田先生がこちらにもいらしたとのこと!!
作中に出てきたものは平取の博物館に置いてあるものですが、それを実際に作ってもらうように高野さんに依頼しにこられたそうです。
写真を見せていただきました。
すげー!
高野民芸