【2020.2.27】
ゴールデンカムイ本誌読みました。
休載を挟んだので二週間ぶり!でも心臓に悪いし消化しきれないので二週間に一回でもいいかも
今回はとくに心臓に悪かった前回の終わりかたが終わりかた立ったから。でも一区切りついてたし他の陣営に話がとぶかな?とも思ってたけど、そのまま谷垣話‥ひやひやするよー!
しかも杉元の真似する谷垣なんなの(笑)
もしや杉元が不死身だと言うことで谷垣は安心感を得ていたのか?
だからあの場であんなことを?!わからん(笑)
しかし、フチは抜群の安定感だな!もうみんなフチの子供になっちゃえよ!
ここにきて産婆さんだし。しかも名人級!谷垣の選択は誤っていなかった。これでお産に関してはばっちりだろう。
多分月島さんを己の命で止めるために出ていく谷垣。
そうだよな。もうあの月島さんを止めるにはそれしか方法がない。
死を覚悟した顔で出ていく谷垣。止めるインカラマッちゃん。
家の外に出た瞬間殴られて銃を奪われる谷垣。
月島さん、やっぱりもうフチの家まで来てたのね‥
しかしほんとに絶対ころすマンの月島。
軍曹ともなるとこんなに有能なわけ?!それとも個人の資質?
めちゃめちゃ強いじゃないですか‥
谷垣はだいぶ前に間違った。フチやインカラマッちゃんに会ったところで間違ったと月島さんは言う。
それは二瓶鉄造と会ったことから間違いだと言うことだよね?谷垣の中でそれはあり得ない。
谷垣はそれらで役目を見つけ人間に戻ったんだから。
絶対ピーンチ!の谷垣とインカラマッちゃんの前にあらわれるのはなんと鯉登!
しかも浴衣の上にコート羽織って前も閉めずに走ってきた。
慌てて追っかけてきたのがわかる。
月島さんを止める鯉登。
だが月島さんは鯉登にも銃をむける。
脅しは実行しないと意味がない。
つまり、谷垣は殺しておかないと他のものの離反につながるから。
鶴見さんの恐怖政治だな。
月島さん、相変わらず目が正気じゃない。
家永にさされたところの血管もやばい。
完全にバーサーカー。
鯉登も裏切りかと問う。親子ともども鶴見さんに利用されたことを知り鶴見注意に不信感を抱く造反組かと。
しんだ目で。
これにいつもの鯉登なら冷や汗で黙ったことだろう。迫力負けして。または言い返す言葉を持たなくなくて。つまりそれに対する主張がないからだ。
だが今回の鯉登は違う。
堂々と「上官として」月島を止めた。
そして、鶴見中尉と月島さんを最後まで見届ける覚悟だと言い放つ。
なんて堂々とした態度。
淀みない発言。
月島さんは思わず目を見張る。
樺太で鯉登が鶴見中尉の裏の顔を知ったとき。
そのことで月島さんを問い詰めたとき。
月島さんは月島中尉の目指す途中で皆が救われたらいいと言った。
鯉登はそのセリフを持ち出し改めて賛同する。
自分もそう思うと。
そして、自分と父親がそのために犠牲になってもかまわないと言う。
なんて神なんだ!!鯉登!神々しいぞ!
鶴見さんと月島さんの行き先を見定めたい。もし鶴見さんの行き先に納得する正義がひとつもないなら、後悔と罪悪感にさいなまれるだろうと。
だから殺してはいけないと。
鯉登、ナウシカかなんかなの??
姫?!
なんてまっとうな精神構造なんだ。
いろいろな意味で正しい。まっすぐに育った者の思考だ。ひねくれているところがひとつもない。
そして、鶴見さんだけじゃなく月島さんのことも見届けちゃうんですよ?!
それに対して吠える月島さん。
もう遅い。自分はたくさん殺してきた。
思い出すのはいごちゃんに、江度貝くん。
和田大尉も思い出してあげて‥
それを瞬時に否定する鯉登。
まだ遅くない!
鯉登はすごいぞ。人を信じてる。人はどっからでも変わって良いのだと。やり直しがきくのだと。
対して月島さんは、どこで諦めたのか。誰のものかもわからない髪を捨てた時からか。
頑なに、「もう遅い」と思い、目を必死につむってがむしゃらに月島軍曹の役割を演じていたのだと思う。
だから、ぽろっとでる本音が「あなたは救われたじゃないですか」なんだな。救われた風味で叩きおられてまた救われた?風味で、もうダメージに耐えきれず周りを遮断したのが今の月島さんだ。
あとは生きる意味に鶴見劇場の観劇を望んだだけ。
他のものを見たらなにもできなくなるから。
ほんとに大切だったものを諦めて捨ててきた。
私は自分の仕事をやるしかない。
そう小さい声で言う月島さん。
その厳格さは、失ったものの大きさゆえか?と気づく鯉登。
同じ鶴見さんを見届けるにしても、月島さんと鯉登ではずいぶん違う。
鯉登は自分の意思だ。
ながされて、そこしか道がないの思わされたのとは全く違う。
無言でついていき、見届けるのではない。
正義があるか見極めるんだよ。無ければ自分でなんらかの行動をするということだ。耳をふさいで目をつむっている状態ではないのだ。
月島さんの頭に浮かぶのは佐渡の海と微笑むいごちゃん。はじめていごちゃんの顔が見えた。
いごちゃんかわいいっ!!
着物もきれいだし、これは北前船で儲けた良いうちのお嬢さんだわ多分‥
今まで月島さんがあえていごちゃんのことを考えないようにしてたから、いごちゃんのことを顔が見えてなかったんだね‥
インカラマッちゃんを呼ぶ月島さん。
あの子は‥
と問う月島さんの顔は、月島軍曹の鎧は着ていない素の月島さんだ。泣きそうな顔がずっと月島さんだったんだね。
鯉登の言葉に、ずっと見ないようにしていたいごちゃんのことを、自分のほんとの気持ちと向き合う方向へ行こうとしている。
いごちゃんのことを知ればおそらく月島さんも今の視野狭窄から抜け出せるはず。
その月島さんに手を差しのべるインカラマッちゃん。
インカラマッちゃんには何が見えたのか‥?ってとこで、タイムアウト!インカラマッちゃんのお産がスタート!
仕切るオソマママの言うなりに、谷垣はお湯を沸かし、鯉登は藁を狩りにいき、月島さんは稲妻の子のお守りをする。
鯉登、藁だらけになってたが大丈夫なのか
その間にもお産は進む。
アイヌ式のお産が細かく書かれていてスゲーな‥
旦那さんの役割?というか男性陣の役割として土間で臼を転がすらしい。
オソマママの指示で一生懸命転がす鯉登と谷垣(笑)赤ちゃんを抱く月島さん。
これ、呪術的な意味より男性陣をおとなしくさせるイベントだよね‥多分(笑)
やることもなくなり、ショッピングモールのお父さんのように家の外で待つ三人男子‥
月島さんは完全に燃え尽きた顔をしている‥
そりゃそうか‥
このとき鯉登が稲妻の子を抱いている。鯉登は稲妻の親の敵なんだけどなあ。そんな因縁は全く関係ないといった風だ。
かつて、月島さんが稲妻の子を親がそうなら‥と低く評した。
今なら月島さんは、この子はこの子だと思ってくれるだろうか?
無事に生まれた谷垣とインカラマッちゃんの子は、上向きだから女の子かな?眉毛が谷垣似?!(笑)
おめでとう谷垣、インカラマッちゃん。
これから谷垣をころさずして逃がして、実際問題として鯉登と月島さんはどうするのか?そのまま鶴見さんに許されるのか?というのはある。
どのような道を進むのかわからないけど、月島さんの視野狭窄がなおるといい。
しかし、こんなにダイレクトに鯉登が救いになるとは思ってなかった。正攻法でくるとは思わなかった。
月島さんにとっては、自分が騙した相手がしっかり事実を認識したのにも関わらず自分の足で立ったのは一番の衝撃だったろう。
多分月島さんは自分が一番の被害者だと思ってるからな、鶴見さんの懐柔の。だから仕方ない。仕方ないと思って仕事をしてきたんだと思う。それしか選択肢がないと。
なのに、同じ懐柔の被害者がまだ遅くないと言うの一番の説得力じゃない?
可能性があるんじゃないかと思っちゃうんじゃない??
鯉登は神ですね!!
インカラマッちゃんの目にはいごちゃんの姿が見えたのか?
なにか見えたとしても月島さんは少し前に進めると思う。
谷垣たちはここでクランクアップかな?