【2019.4.18】
二週間の休載をはさみ。
やって来ました。本誌。
前回同様登別ターンからだと思ってたら、樺太ターンから開始です。
鮭の皮をなめす、ニヴフの人々。
北海道アイヌより、魚の皮を使ったものが多いから沢山処理をしている。衣服や靴など多く利用しているのだね。
着ることはないが、生臭くはないのかなあ?
魚の皮を使ったデザートを作ってくれるニヴフの人。
にこごりを使ったデザートなのかな。
ぷるんぷるんしてる。
杉元たちは当然食べるとして。コイティが抵抗なく食べるのは意外だなあ。おぼっちゃん風味なのに。
しかもこのデザートの名前が「モス」!(笑)我々が鯉登ぱっぱを思い出すのは当然として、コイティもぱっぱを思い出すのかよ!(笑)
名台詞扱いなのか?(笑)
そして、リパさん奪還もうまくいったし、父親にも誉めてもらえるだろうかとモスを食いながらしみじみと語るコイティ。
それに、すぐに答えられない月島さん。
月島さんの家庭環境的に、父親に誉められたり、父親に誉められたいって状況はなかったんだと思う。
なので、言葉を探してたのかなと。
無難な言葉を返したのはさすがだけとね。
さらに鶴見さんの話を出して場の雰囲気をうやむやにした。
しっかり機嫌がよくなり、モスを月島さんに与えるコイティ。しかし、口に入ってないよ!!もう少し人のこと考えようよ!!(笑)
モスを口に入れるために月島さん必死だよ(笑)
さらに、薬を作りはじめるニヴフのひと。
薬草などから作る薬だ。
ニヴフの人はこの薬でも尾形は治せないと言う。そりゃそうだ。
重症すぎるもんな。
なので、ロシア人の医者を呼んでくることにした。それしかないよな。眼球えぐり出してるわけだし。
自分たちは密入国者だし危険が大きいと反対するコイティ。当然だよね。無駄な争いは避けたいし。チクられたら終わりだ。だが、月島さんもちゃんと医者に見せたいだろう?というと負けてしまう。コイティかわいい。
で、ニヴフの姿をして通訳のエノノカちゃんたちを伴いロシア人の医者のもとに行くが、ソッコー日本人だとバレる
医者も日露戦争帰りだと。
だから日本語だということがわかったのね。
結局銃で脅して来てもらうことになる杉元、隠す気あったのかな?ほんと、力強技メインだよな‥このひと‥
しかし、今のところ医者は良い人で月島さんをきちんと診てくれた。
しかし、尾形は診療所に戻らないと無理だと。
そりゃそうだよな‥
だが、ここで見ろと反論するコイティ。軍人としては正しい。尾形を見捨てる選択肢があるのだから。
だが、まだ聞きたいことがあると尾形の治療を優先するように言う杉元。その迫力に口を出せなくなるコイティ。そりゃそうだな。場数が違う。恐らく動物的本能で口を閉じたのだろう。
しかし、助けたところで尾形が素直に口を開くとは限らない。
今回コイティはほんとにまともだな‥どうした?(笑)
杉元は、アシリパさんのためにとりあえず尾形を生かそうとしてるんだよな。
殺人者という枷を背負わさないために。
だが‥
当のアシリパさんは、この件に関してだんまりだ。みんなとは話すけど、尾形の話には表情が消える。
アシリパさんは、父親が死んだ時もその記憶を封印していた。全くヒントを思い出せないほどに。
今も、現実逃避してるのではないかと思われる。雪シャリのあとに尾形が風邪ひいたときには、献身的に介護していたもんな。それを今は完ムシ。通常のリパさんならありえない。
殺してしまうかもしれない相手が目の前にいる。きついことだろう。でも、いつかは向き合わないといけない。回復したらそれがかなうのか。尾形は嗤うけれど‥
キロちゃんは、アシリパさんに重いものを背負わせたと思う。
もともとアシリパさんは、金塊には興味がない。分け合えばいい、というスタンスだった。
だが、ウイルクの行動から金塊を手に入れる鍵という存在になった。
ここまではまだよい。
金塊なんて誰が手にしようが関係ない。
インカラマッちゃんが言ってたことは真理だ。アシリパさんも、これで良かったはず。何も考えず、金塊を誰かに手渡し杉元たちに一部手渡したら終わりだ。
少し同じで少し違う人たちが沢山暮らしてるのを知った。
そして、それは自分が鍵を握るもので未来が変わるかもしれない?
ウイルクが目指していたのもそれなのか?
彼らが大国におしつぶされないようにできるかもしれない?
その可能性をアシリパさんに気づかせて背負わせたままキロちゃんは間宮海峡の下だ。
ヒントに気づいたことを、杉元にも伝えてない。
まだ、今は、どうするか誰を見方にするか考えているのだろう。杉元は鶴見さんと手を組んでいるからなあ‥
いつかアシリパさんがやりたいようにやりたいことをするときに、手助けしてくれる立ち位置が自由なひとは尾形と白石だけなんだよな。どうなることやら。